このページは他の寺宝のページとは異なっています。京都国立博物館のサイトの「博物館 Dictionary」へリンクを張っています。そこでは安楽寿院蔵重要文化財指定「孔雀明王像」の美しい写真が載っています。また「子供向けの短い作品解説(大人にも面白いよ!)」とのやさしい解説を泉武夫先生が書いておられます。どうぞご覧ください。この孔雀明王は現在、京都国立博物館に寄託しています。
平安時代末期の鳥羽離宮では、何度も孔雀明王を本尊として御祈祷が行われています。この孔雀明王は鎌倉時代の作だそうですので、その時の本尊ではないと思われます。現在では孔雀明王を拝むことは、あまり行われておりません。当院でも、今では拝むことはありません。修行の足りない現住職は拝み方も知りません。ごめんなさい。
今回は、少々ズルをして、京都国立博物館のページにリンクさせていただきました。以前からいろいろとお世話になっている京博には何点もの安楽寿院什物を預かっていただいています。中では「孔雀明王」と「普賢菩薩」、「阿弥陀聖衆来迎図」の3点が重要文化財に指定されています。その他にも「中尊寺経」の内の3巻、「石造阿弥陀三尊」、「不動三尊像」、「明月記断簡」、平安初期の「大般若経」、等々。この「孔雀明王」は時々常設展示の方で展示されています。